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自律訓練法の実際―心身の健康のために

佐々木 雄二



定価： ￥ 1,575

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発売日： 1984-10

発売元： 創元社

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自分一人でも少しずつ身につけていけそう
身体的な痛みや精神的な苦痛が緩和されたり、

内省力がつき、自己向上性が増すなどの効果がある自律訓練法。

そのため、種々の病気の治療に用いることができるばかりではなく、

集中力の増進をはかったり、社員教育の一つにも取り上げられたりするといいます。



習得するまでには、ある程度時間はかかるようですが、

訓練方法を身につけさえすれば、

心や身体の健康をコントロールすることができるようになれそうです。



本書では、自律訓練法の実践方法を第一人者である佐々木先生が

段階を追って説明してくれているので、

自分一人でも少しずつ身につけていけそうです。



私自身も不安な気持ちに苛まれて苦しんでいましたが、

この方法で少しずつ脱しつつあります。



自律訓練法の基本図書
十数年前に自律訓練法を始めた時に、いくつかの本を購入したけれど、

佐々木氏のこの本が一番丁寧で、わかりやすく、参考になった。

長年、自律訓練法の医学的研究に携わってきた著者ならではの

信頼するに足る説明とデータの数々が、

継続的な練習のためのモチベーションを与えてくれる。

特殊練習の公式の作り方もわかりやすく、

また、黙想練習・除反応についても概説もあって、

入門用としては、なんの不足もない立派なものだと思う。



ある程度、練習に習熟し、黙想練習にも興味を持ったならば、

成瀬悟策氏『自己コントロール』の「イメージのコントロール」に進んで、

それをさらに、発展応用させるなどすれば、

そこに開けてくる認識と効果の可能性は、決して小さなものではないだろう。



なお、この本に文法的なミスが多いなどという指摘は、私には？だし、読みにくいということもない。

呉井さんが引用している文章も、特に変な箇所があるとも思われない。

＜大企業から一般家庭にまで買い占め、売りおしみの連鎖反応を誘発し＞の部分を読み間違えでもしているのだろうか？

＜大企業から一般家庭にまで「買い占め・売り惜しみ」の連鎖反応を誘発し＞と読めば、なんの問題もない箇所です。



最高に読みにくい
おすすめできません。
純粋に自律訓練法の解説書として見るなら、たしかに詳しくて丁寧で、評価できるものだと思いますが（星二つという評価は、そのへんのことを考慮した結果です。そこさえ平凡な出来ならば、星一つにするしかない）、それ以前に文章がひどすぎる。構成もひどい。全体的に冗漫で退屈で、読むのに非常な苦労を強いられるばかりか、あきれたことに文法的なミスが「リアル鬼ごっこ」なみに目立つ。
　例えば、「しかもこの地球の裏での出来事を対岸の火事としてすましておれない状態にあったのは、ごく最近のことである。それは、現に石油危機となり、大企業から一般家庭にまで買い占め、売り惜しみの連鎖反応を誘発し、せまい部屋の中にトイレットペーパーの山をきずくといったたぐいの悲喜劇を演じる家庭まででてきた」というところなんか、もはや何を書いてあるのかすらよくわからない。文章がこれだと、肝心の内容にも信頼がおけなくなる。他の本を買われたほうが無難だと思います。