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コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21)

コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21)

浜 六郎

コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21)

定価: ¥ 720

販売価格: ¥ 720

人気ランキング: 57924位

おすすめ度:

発売日: 2006-09

発売元: 角川書店

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



「コレステロール=悪者」に一石を投じる
代謝と言う極めて複雑にしてかつ精妙な人間の体の働きに対して、コレステロール値のような単一の生化学測定値のみに着目して「上げ」「下げ」を議論している現代医療界およびマスコミ報道に警笛を鳴らす一書。現在の医療では、動脈硬化度や狭窄度を直接かつ簡便に測定する方法がないので、その代替方法として間接的指標であるコレステロール値が使われており、コレステロールの本来の役割は無視され、その値だけが一人歩きしている感が拭えません。「コレステロール=悪者」と言う製薬会社の思惑が見え隠れする主張にマスコミまでが口を合わせて喧伝している現状に一石を投じる本書の価値は低くないものがあります。



私に取って個人的に最も役に立ったのは、人体内におけるコレステロールの役割と、コレステロール降下剤がいかにコレステロールを下げるのかを説明した第三章「コレステロール低下剤の恐るべき害」です。コレステロールが生体に必須物質であり、コレステロールの生体内ので役割をしっかりと認識した上で、むやみやたらとコレステロール値を下げることがいかに危険であるかを説いています。この第三章は本当に勉強になりました。



逆に、第一章「コレステロールは高めが長生きの証拠」では、著者の主張したい「コレステロール値は高めが長生き」と言う結論に持って行くために意図的に研究調査データを取捨選択、また加工している点が気になります。せっかく患者の健康を第一に考えているはずの著者に対する信頼がこの章によって台無しになっています。もったいない限りです。この章は鵜呑みにせずに懐疑的に読んだ方が良いでしょう。



このように残念な点はあるものの、往々にして「病を見て人を見ず」という落とし穴に落ち込んでいるきらいのある現代医療に対して、本来医療というものは総体としての人間の健康に注意すべきであると言うのが本書の根底に流れている信念であり、私もそれには諸手を挙げて賛成します。



最後に、最近BusinessWeekに発表された「コレステロール低下薬で大論争」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080125/145406/?P=1

を併せて読まれることをお勧めします。

説得力のある主張
筆者は科学的根拠を示して、分かり易く説明しています

特にコレステロール低下剤の危険性に関する指摘は、戦慄を覚えます



医学もサイエンスの一分野ですから、学説の対立があるのは当然ですが

「私は××学会所属の医者だから・・・」的な権威主義は論外です



薬害事件に類似した構造を持つ、コレステロール低下剤の使用については

その是非について、医療を受けるお客様の立場に立った議論を期待したい

コレステロール低下剤の恐ろしさを認識させてくれる本
前半は、統計により、コレステロールは低め(動脈硬化学会の基準では220以下)よりも高めの人の方が長生きであること、コレステロールの低下は心筋梗塞の予防にはつながっても癌など他の病気はむしろ発生しやすくなることが示される。それとともに、日本人は西洋人と比べて心筋梗塞の発生率=危険が低いにもかかわらず、日本の動脈硬化学会が示すコレステロール基準が他国よりも低くなっていること、動脈硬化学会の基準設定自体がコレステロール低下剤の発売という売薬事情に関連している可能性があることが指摘される。

しかし、本書の前半(第1・2章)はまとまりが悪くて情報が薄いのに対し、本当に読み応えがあるのは第3章「コレステロール低下剤の恐るべき害」だろう。細胞膜、ホルモン、胆汁酸等の材料であるコレステロールが新陳代謝に貢献する生命維持に必要不可欠な物質であり、低コレステロールは低免疫を意味すること、従って癌に対する抵抗力も弱くなることを教えてくれる。

私自身はさほど医学の知識もない人間だが、動脈硬化学会が全身の健康ではなく心筋梗塞だけに着目してコレステロール基準を設定しているのだとすれば、愚かなことだと思う。それは、大森荘蔵の言う密画化(ここでは関心事項の心筋梗塞への絞り込み)と二元論(ここでは悪玉善玉コレステロール論)による人体の死物化に他ならず、しかもその死物化は単なる概念に留まらず、現実に「死」に至らせていることとなる。関係者の誠意を期待したい。

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